2010年7月19日
根津美術館
セキスイハイム東海情報誌パオVol.22はご覧いただけましたか?
今回のテーマ「女友達と行く 素敵な美術館」で取り上げらていた根津美術館へ行ってきました。
3年半ぶりになる昨秋にリニューアルオープンして以降、待ちわびた来館者が後を絶えません。
そんな待ちわびていた1人として、ついに足を運ぶことが出来ました。
根津美術館
東京都港区南青山6丁目5-1
TEL:03-3400-2536
開館時間:10:00~17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は、翌日休館)、展示替期間、年末年始
入館料:一般1,200円、高校生以上の学生1,000円
根津美術館は、東武鉄道の社長などを務めた実業家・初代根津嘉一郎氏が収集した
日本・東洋の古美術品コレクションを保存し、展示するためにつくられた美術館です。
リニューアルにあたり、建築家・隈研吾氏による設計も話題を集めています。
地下鉄表参道駅から南へ歩いて10分、正面に青々とした竹林が現れました。
その中へ一歩足を踏み入れると、竹のカーテンに包まれた長いアプローチです。
手前突き当りには石船型の蹲(つくばい)。
かつて根津家の庭園にあった石船は来訪者の道しるべでした。
時を経てここでもまた来訪者を迎えるものとなっています。
アプローチの道路側は竹林、建物は竹の外壁が来訪者を包み込みます。
緑に包まれることで都会の喧騒から逃れてきた者を安らかな気持ちにします。
どこまでも続くような錯覚も癒しを与えてくれます。
館内に入るとまず一面ガラスの向こうにある美しい緑の庭園が目に入ります。
そちらに吸い寄せられるように進むと天井の高いホールが見えてきます。
ホールには6世紀頃の中国の如来像が立ち並ぶ光と影の空間です。
ガラス窓から差し込む自然光と、高い天井に埋め込まれた僅かな照明が
凛としながらも穏やかさを兼ね備えたような雰囲気を生み出しています。
展示室の中も、主役の作品を美しく引き立たせるための照明や展示方法がされています。
順路があるわけでもないのに自然と引き寄せられるような感覚です。
訪れた者をいざなう建築設計が見事だと思いました。
敷地内の広大な日本庭園は起伏に富んだ地形を生かし、様々な表情を見せてくれます。
4つの茶室、点在する石造物、池や、季節の草木は散策を楽しいものにしています。
その緑の中に本館と同じく隈研吾氏設計のNEZU CAFEがあります。
根津美術館の来館者しか利用できないので、美術鑑賞の後に静かに訪れたい場所です。
和紙のような風合いのパネルから降り注ぐ光は木漏れ日のような優しさがあります。
壁を少なくして、ガラス窓を多くすることで森の中にいるように錯覚します。
ケーキセットを注文しました。
かきつばたのデザインされたオリジナルの陶器で運ばれてきました。
全てのケーキがおすすめだということでしたが、こちらのダブルチーズケーキは
洋梨の入ったベイクドチーズの上に、レアチーズとホイップクリームの2層構造です。
この丸いフォルムが今までに見たことがなくてかわいい!
8/8までは『いのりのかたち』という宗教美術コレクションが展示されています。
パオ22の取材がされた頃は国宝「燕子花(かきつばた)図屏風」が展示され、
本当に大盛況だったようです。
NEZU CAFEのスタッフの方の話では、お庭にもかきつばたが咲く時期なので、
国宝の燕子花図屏風と一緒に本当に大勢の方々が楽しまれていたようです。
貴重な作品を観るのももちろんいいですが、
せっかくの素敵な美術館なので、静かに過ごせて良かったですよ。
